最近のintel CPUではTDPに代わってPBP(Processer Base Power)とMTB(Maximum Turbo Power)いうもんが使われている。PBPってのは要するにTDPと似たようなもんでTDP=PL1=PBP、PL2=MTBは一時的に許容する最大電力という理解でだいたい合ってると思う。
久々の組み替えで勝手がよく分からない
SandyおじさんとかHaswellおじさん達はこの辺の違いに一瞬戸惑うのではなかろうか。
core i7-12700ではPBP=65W MTP=180Wのはずなんだけど、マザーボードPRIME B660-PLUS D4のデフォルト値がおかしい。というか、おかしいのかどうかもよくわからない。

サブ機用に買ったASRock B660M Pro RSではデフォルトでPBP=65W(MTPは忘れたけど180W以上だった気が)になっていた。
とりあえずAuto値であるPBP165W/MTP241Wで恐る恐るぶん回してみるが実際の消費電力が165Wを超える事はなかった。つまり実質的にはUnlimitedだ。今のところKナシの意義がわからん。
メーカーによってデフォルト値の考え方が違うのか、自作erらしく自分で熱設計してねって事なのか知らんけど、PBPやMTBがロックされず自由に設定できると言うことは、non-KのCPUでも実質的にオーバークロック出来るって事なのかね。
Cinebench R23
とりあえずサーマルスロットリングを信じて、Auto設定(実質電力制限なし)でCinebench R23を実行してみると余裕で21000ptsを超えてしまい、11th core i9-11900と遜色ない、むしろ上回る結果となった。こりゃすごいぞ。それでいて空冷のCPUクーラー虎徹で80度程度に収まるのは本当に優秀だと思う。
ちなみにPBP65Wだとマルチスレッドのスコアは16900pts程度まで落ち込むが、CPU温度は50度以下という安心安全仕様。
PBP | MTP | CPU消費電力 | CPU温度 | Cinebench R23 |
---|---|---|---|---|
65W | 180 | 65W | 50度以下 | 16900 |
実質無制限 | 実質無制限 | 140W | 80度前後 | 21600 |
PBP=65Wでは無制限時に比べ消費電力54%減でも性能の落ち込みは22%に留まるという省エネ感は特筆すべきで、non-Kの本懐はここにありって感じがする。
仕様通りのPBP65W/MTP180Wでも実感できる高性能だし、実質無制限の謎デフォルト値でも実用に耐えると思うけど、余裕を持って冷やしきれるPBP値を模索したい。
予算をケチって11thで組むプランもあったんだけど回避して良かった本当に。
K付きの場合にはPBPにMTPと同じ数値を設定するのがセオリーらしいが、Kなしだとどうなんだろうね。
試行錯誤の結果
CPUクーラー虎徹の冷却能力は110W位までなら安定して放熱出来る感じ。当然ながら室温も関係してくるので季節によって見直す必要があるかも。

にしてもあれだ。定格ってなんだっけ??
なんにせよ、こいつはしばらく遊べそうだ
E-coreの性能
簡易的にE-coreのみを使用する設定にしてCinebench R23で測定するとマルチのスコアは3200でcore i5-4590(Haswell)のマルチと同じ位、CPUの電力はCore Temp読みで25W以下だった。測定環境を整えずにさくっと一周回しただけなのであくまでも目安だけれども。

手軽にE-coreだけを動かす方法はこちらを参考に、異種ポリシーを2、各スレッドポリシーを効率のよいプロセッサに設定するといけるはず。
試してないけどWindows11でもできるんじゃないかな。
コメント
どもKさん
うちのcore i7-11700は電力無制限(PL1,PL2=250W、τ=28sec)によって
passmark:新しいベンチマークの計測で
cpuスコア=25150
になりました。この数値は11700Kの一般的なスコアです。
半階級特進したような、と言うわけで、地味にうれしく思います。
それから、チューニングはXTUが少し不安定なので、BIOS設定にしています。
こんにちは
もちろんPassMark v10での測定ですよね。すごい数値ですねBCLK OCでしょうか。
正直、知るかよ新しいの買えよと思いますがね。
ところで既にお気づきかと思いますが、たくさんのコメントを頂いておりましたがすべて削除させて頂きました。
せっかくコメントを下さっていたのに心苦しいのですが、戦慄のアクセス履歴、四六時中このページに張り付いているというAnalyticsのデータに気がついてしまい、これはタヌキに化かされているのかなという気持ちになってしまいました。
ご了承下さい。
MBが普通のPRIME B560M-Aです、OC出来ないです。
電力制限緩和=>解除だけで此処までやりました、これ以上は難しい。
Cpuスコアは満遍なく良いです、あんまり尖ったところはないです。
一番最近のチューニングは、pc-ケースの入れ換えでした。
しばし立ち止まってゆるりと一服です。
考えてみれば11700と11700Kとでは最大ブーストクロックが100MHzしか変わらないのでUnlimited設定でKと似たようなスコアになるのは当然というか、K付きでもOCする人が意外と少ないって事なんでしょうね。
自分もそうだったんですが、OCしなくてもリセールバリューを考えてUnlockモデルを選ぶ人は多いみたいです。選別品のため電力特性が良くて省電力化設定にも向いていますしね。
12700への買い換えの足しになればと古いUnlockモデルとZ系チップセットのマザーボードをいくつかヤフオクで処分したんですが、思いのほか高額で売れました。
ども
僕は、パソコン弄りしていますが、i7-11700の使いこなしで満足しきっています。
11700はひとつ前の世代の、core i7だったんですよね、随分がちな石ですね。
12世代に早速、手を伸ばすのはエライお疲れ、くたびれ感いっぱいです。
なかなか伸びしろ難しい。12700K無などは、個人用パソコンのCPUには過剰品質っぽい。
もうすぐ13世代の足音が聞こえてきますが、僕は居残り組です。
GPUにRX6500XTが復活しています、速度はあまりですがまずまず使えています。よかんべぇ
私の場合は、DAWでプラグインを沢山使ったり、RAW現像をしたりするのでCPUパワーはいくらあっても困らないです。
13世代の性能が気になるところですが、Intelの場合は偶数世代での性能向上が大きい(6~12世代で顕著でしたよね)傾向が見られるので14世代を待つのが正解ですね。ソケットも変わりますしね。
私は恐らく次の買い換えはi7-14700あたりにすると思いますがコアの増え方によってはi5-14600などを選択するかもしれません。その頃DDR5の価格がどうなることやら。
ども
パソコン弄り趣味は、中心のCPUやグラボや部品の、更新サイクルが随分速いので自分の立ち位置をしっかりしておかないと、無理が来ます。
DAWって何ですか?僕も写真の才能やセンスのないのに、デジカメ振り回していたころがありました。もう止めましたがね。
僕も立派な老人に括られますので、年金生活者でもあります。何時までも亢進してやまないユーザニーズなんて言うと、かみさんに笑われます。
パソコン弄り趣味も突っ込む金額は、けっこうなものですのでね。精力もつぎ込みますね。
小さく~そこそこ纏まりながら、愉しみを見出してねって。
新しい物を追いかけるのは大変ですよね。
私はおぶこさんほど自作熱がなく趣味といえるほどではないので買い換えスパンが長く、余程の事がない限りケースすら開けません。
だいたい組み替えは面倒なんですよね。とはいえ大事な道具なのでBTOやメーカー製ではなく自ら厳選したパーツで丁寧に組みたいという思いがありました。
シングルスレッド性能がHaswellから2倍程度になれば一式買い換えてやらんこともないなどと考えていたところに登場したのがAlder Lakeです。
ベンチマークなんかは最初に組んだ際に、負荷テストを兼ねて期待した性能が出ているかの確認と冷却の調整のために走らせるだけなんですが、その顛末を記事にすると何故だかおぶこさんに気に入られたようで当初は大変困惑しましたよ11700の事を書いているのならともかく12700の記事ですからね。
稚拙ながら記事を公開している身なので、一体どういう経緯でここにたどり着いたのか気になるところでありますw
どうも
僕はパソコン/マイコン歴は随分長いです、40年。
但し、更新サイクルは随分長くてね。
9年半使ったら、故障してフリーズしまくるようになって、新替えしました。
パソコンショップでさくっとあまり考えずに、部品を集めて組みました。
これがi5-11400でした。
それで、だんだんと入れ込みが強くなって、まだ嵌っています。
Kさんは、自分の気持ちにぴったりする記事を探していたら、あれこの人面白いと思ってね。
僕は、直感で決めることも多く、自分でもよく裏付けや動機が判らない。
ども
僕は根っからの技術屋の成れの果てです。苦労した人生でした。
Kさんは、僕らと同じ町民=市民の匂いをぷんぷんさせています。
すっかりネアカで、主体性がしっかりしています。
良いところが随分あります。
PC弄りは、略cpuとグラボや全体とバランスがとれていて、完成形です。
どうも
性懲りもなく、ベンチマークしています。
グラボ=rx6600xtのOCを遣りました。グラフィックスコアを伸ばすの格闘していますが、なかなかどうすれば良いのか??
CinebenchR23(マルチ)=14000丁度位。
Cpu mark=25200位。
と、cinebenchのスコアは伸びが渋くてねぇ・・。
どちらのスコアを信用すればよいのか??
170wに電力制限しています。
まぁ、これくらいのスコアが出ていれば良いってことなのか。
ネタなのか釣りなのかよくわかりませんが、グラフィック性能を計測したいのでしたら3D Markなどグラフィック性能を計測できるアプリケーションを使用して下さい。
GPUのOCはMSIのafterburnerというユーティリティでやりました。
コア周波数を200M以上増やしました。
PASSMARKの3D-MARKでチェックしましたがグラフィックが体感で上がりました。
MEMORYの周波数は2000mhzで弄っていません。
3DMARK 11のBASICを試していますが、アンマリ面白くない。
PCのCPU関係のベンチはCINEBENCHR23よりPASSMARKの方が実際的ですね。
素直さに目覚めるものがあり、第12世代のハイブリッドコアに開眼しました。
しかし、i7-12700kなどはワンマンオペレーションでは過剰性能みたいな。
ビビッと気に入ったMB:BAZOOKA B560を手に入れましたが、事情で買い置きっぽい。
すみませんコメントがスパムフィルタに引っかかっていましたので解除しました。
CPU Markは短時間のテストが複数回行われるためPL1の制限に掛かりにくいので、電力設定を詰める目的には合っていないんじゃないですかね。