淡水における好気的脱窒

家のメイン水槽では換水頻度を下げても25mg/l以下の硝酸濃度を保っているんだけど、給餌量からすると低すぎる数値なので脱窒が起こっていると考えて良いと思う。

外部フィルタに入れてるバイオペレットが効いてるのか、コケが本気出してるのか知らんけども、とにかく何らかの形で硝酸が処理されている。

もうちょっとだけ何とかなって欲しいんだけど。

ナイトキラーくるくる

好気環境で手軽に効率よく脱窒したいと考えて物色していたら「ナイトキラーくるくる エアリフト式好気性脱窒ろ過機」なるものを発見した。

ダイソーのスリムボトルを流用したエアリフト式の流動濾過装置に東京海洋大学で研究開発されたという間欠ろ過用の好気性脱窒濾材を入れて、常に濾材と空気を触れさせてセミドライ濾過により脱窒されるという仕組みだ。

東京海洋大学の特許

公開されている特許文書(特許第6480015号)を拝読したが、東京海洋大学ではビスコパール®という1000円/L程度で市販されるセルロース製のビーズを使用していた。

株式会社プレスカ東京海洋大学は新しいセルロース基質を開発したとの事だが、本件特許では触れられていない

特許の要旨は、ウエット&ドライ間欠濾過装置に硝化濾材とセルロースビーズをぶっこんで間欠濾過をすると好気条件下で脱窒されるというもの。

とりあえず家でもやってみる

東京海洋大学が研究開発した、あるいはその特許技術を用いた濾材として、ビスコパール®によく似た外見の脱窒濾材がエンドナイト®・ライトという商品名で3,000円/Lでヤフオクに出ている。また、「ナイトキラーくるくる」の専用濾材も100ml程度で2,200円で売られているが、むむむ。他にもあるのかな。

ちなみにエンドナイト®の商標登録はされていないようだ

ダイソーのスリムボトルを使ってエアリフト式流動濾過装置を自作し、ビスコパール®をポチる前に手持ちのカミハタ バイオペレットで試そう。特許にある量のビーズを使うのはご家庭では無理だし、絶対にセルロースじゃなきゃダメってことはあるまいよ。

さっそく試作

ダイソースリムボトルの底に2mmの穴をたくさん開けて、キャップの中心にエアチューブが通る6mm穴をその回りに2mmの水穴を5~6ヵ所開ける。キャップにエアチューブを通してプラストーンを装着して終わり。

動作確認 映像速度50%

動作確認してみたところ、適当に目分量で作った割にはうまく動いているようだ。

バイオペレットの比重の関係で底に溜まりがちだけど、よく見ると少しずつ流動しているので大丈夫そう。つうか入れすぎたかもしれない。

泡の音が意外と大きいので、てっぺん(ボトルの底)付近の横に水抜きの穴を開けて、てっぺんは水上にだすなど工夫をしてみたいと思う。

後は硝酸除去の効果が出るかどうか・・・

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