俺が思うに、バッテリーメーカー各社は乗用車向けとして所謂カルシウムバッテリーを販売しているけれども、あれって実は利益率の高い商品への誘導というのがあるのではないか。
いや、誘導というよりか、商品開発の基準が都会なのかもしれない。1~2回/週のような使用頻度で、乗ればレジャー用途で100km程度は走るみたいな。
そういう使い方であれば、自己放電が少なくメンテナンスの必要が(ほぼ)無いカルシウムバッテリーは適切な選択だろうよ。
しかし、毎日の生活に車が欠かせない田舎住まいで車いじりが趣味ときたら話は違う。
タフロング HG-IS 85D26Lを1年間使った結果
各論文を斜め読みした感じでは、カルシウム-アンチモン ハイブリッドバッテリーは、乗用車向けアイドリングストップ対応バッテリー(いわゆるEFBなど)と比較して、より高耐久を示すシナリオが多かった。
アンチモンの添加により機械的強度が向上する一方で、減液特性(メンテナンスフリー性)が低下し、放電状態でサルフェーションが進みやすい。だがしかし安い。これって、好き好んで定期的に補充電をしたり液量点検をする変態にはメリットしかないのでは??
減液は確認できず
電解液が減りメンテナンスで補水するということを前提としたバッテリーなので、必ず点検をする必要があるものの、この一年間で補水をする機会は一度もなかった。むしろ補水がしたくて精製水を用意していたのに、目視では減液を確認出来ず。
恐らく、常時満充電で維持することはないという充電制御車の特性にマッチしていて、減液が抑えられているのではないだろうか。
※ 年間走行距離約10,000km
ヘタリも皆無
1年後でも85D26の基準CCAを余裕でクリア、トラブルの徴候はなし
選択肢としてアリ
業務用バッテリーを乗用車へ使用すると(その逆でも)メーカー保証外となるわけだが、バッテリーのメーカー保証を受けたことがあるという人が一体どれくらいいるのだろうか?
業務車用バッテリーの安値とタフネスは、日常的に自動車を使うユーザーの選択肢となり得ると確信する。

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